少し前になりますが、出張でイタリアはミラノに行きました。
せっかくなので、ミラノ観光ということで調べていると、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」がミラノにある!ということがわかりました。
芸術に疎い私でも日本でもあれほど有名な作品であれば「一度は見てみたい!」と思い、必ず行くことを決心。
ただ「最後の晩餐」を見るためには事前にチケットを購入する必要があり、私がその事実に気づいたのはミラノ着の1週間前。
急いでオンラインでチケットをチェックすると、非常に細かく見学時間が分けられていることにまず驚き。そしてほとんどの時間がすでに完売。当然、私の滞在日もすでに完売していました。
しかし、これでは諦められない!ということで調べていると、ガイド付きのツアーであれば予約できることを発見。
ツアーはオフィシャルサイトが運営しているわけではなく、一般のツアー会社からチケットを買うことになります。
問題はその値段。
オフィシャルサイトからの見学のみのチケットは12ユーロのところが、ツアー付き(英語)だと40ユーロ。
直前の予約だったこともあり、値段も釣り上がっていたのだと思います。
ちなみに「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会はそれほど広い施設ではないので、ツアー時間は30分ほど。作品を実際に見ている時間は15分。
んー、高い。と少し考えましたが、背に腹はかえられぬ!と予約しました。
予約サイトはheatoutというところを使ったのですが、初めての利用だったこともあり、また予約後の確認メールの内容の薄さから、果たしてちゃんと予約できているのか一抹の不安がありました。
さて、当日18時からの予約だったのですが、不安だったのでだいぶ早く、17時半ごろに教会の前に到着。
当然まだ教会の前の広場にはそれらしきツアーガイドはいません。
しばらく待っていると、何かのリストを持った様なおばさんが現れ、彼女に観光客が集まり始めます。
彼女はリストの名前を照らし合わせて、チケットとマイクロフォンを各人に手渡しました。
ちなみにリストに乗ってない男性が「この前の回に遅れちゃったんだけど、一緒に回っていい?」と行ってきましたが、ツアーガイドのおばさんは「いいよ」って言っていました。いいんかい。彼はちゃんと予約しているのか?と少し怪しげででした。
とにもかくにも、この時点で「最後の晩餐」を実際に見れることが確からしいと分かったので安心。
ツアーと共に教会の中に入ります。
外見は古い教会でしたが、中はかなり整備されており、いくつかある自動扉によって正確に見学時間が制御されていました。つまり、15分ごとに扉が開閉する様な仕組み。
そして絵画の前に着きました。

正直、私はこれまで見たどの芸術作品よりも感激しました。(もしかしたら、見学までの苦労がそう感じさせているだけかも知れません)
ツアーの説明は建物の歴史や時代背景、絵の見方など、非常にためになる説明で、私としては40ユーロの価値は十分にあったのではないかと思いました。
お土産で買った「レオナルド・ダ・ヴィンチ うちわ」は即効で娘に破壊されたことは言うまでもありません。かなしい。
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