ベルギー式「後見人制度」Peterschap




ベルギーでは今クリスマス休暇中です。
今年は12月22日〜1月1日までのお休みです。長い休みはありがたいですが、1月2日から出勤というのは日本人としては不思議な感じもします。

他の西洋諸国よろしく、ベルギーでもクリスマスシーズンは家族や親戚と集まるわけですが、Petershcapと言われる人たちとも食事するそうです。

Peterschapとは英訳するとSponsorship、もしくはGodfatherhoodと訳されるみたいです。

Godfatherというとイタリア映画を思い浮かべるかもしれませんが、あのようなバイオレンスさとは関係ありませんので、あしからず。

そこで日本の仕組みで行くと「未成年後見人制度」に当たると思います。

Peterschapとは

jarmoluk / Pixabay

  1. ベルギーでは子供が生まれると、両親が居なくなった、子供を監督できなくなったときのために「代理の監督者」をあらかじめ決めておくそうなのです。監督できない状況とは、例えば交通事故で両親がともに亡くなってしまうときなど。
    その「代理の監督者」をPeterschapと呼ぶということです。
  2. 日本では親権行使者が居なくなってから「後見人」を家庭裁判所が選任するそうなので、事前に「後見人」を決めておくベルギーとは違いますね。
  3. ただPeterschapは法的なものではなく、カトリックの慣例。(プロテスタントもいるらしい)
    現在では親が居なくなる状況はそもそもなかなか起きないが、昔は疾病や事故などで両親がなくなることが起こっていたため、このような慣例が実用的だった。
  4. 祖父母がPeterschapになることが多いそうですが、遠い親戚にすることもあるそう。職場の人は義理の叔母さんの家族をPeterschapしてました。
  5. Peterschapになると、普段からその子供に特別な注意を払うことになる。例えば、海外旅行に行ったら「その子(その家族)」にお土産を買ってくるとか定期的に食事に行くなど。
  6. ベルギーでは第7子が国王・王妃がPeteschapになってくれるのだそう!
    息子だと国王、娘だと王妃。
    ただ7人は実子のみ。興味はあるけど、そんなに子供は産めないよ。

ということで、クリスマス休暇中にはPeterschapの家族と食事をすることで交流を深めていくのですね。「もしも」のときためにPeterschapを結ぶのではなく、普段の交流を大事にすることで、仮に「もしも」が起こってもすぐに協力できるのでしょうね。




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