正確にいうと、サンタとシンタが来ます。
ベルギー・オランダにはシンタクラース(聖ニコラス)が存在し、12月5日or6日に子供達にプレゼントをくれるのです。
これに加えて、サンタクロースも12月25日に来るので、計2回プレゼントをもらえるということ。
サンタクロースは日本でのサンタと同じなので、シンタクラースについて触れてみます。
シンタクラースとは

olliebrands0 / Pixabay
オランダとベルギーで微妙に風習が違うようですが、ベルギーでのシンタクロースについて書きます。
- サンタクロースの原型 = シンタクロースの方が元祖
シンタクロースがアメリカに移植されて、現在のサンタクロースの原型ができた。 - 11月の中頃にオランダに上陸してたところから、その年の活動が始まる。子供達にミカンとスペキュロスをくれることが多い。
- オランダ、ベルギー、ルクセンブルクなどで見ることができる。
- 12月6日に子供達に贈り物をくれる。
- シンタクロースの手伝いとして、ズワルトピート(黒いピート、写真左)を連れており、黒く顔を塗っている。ただ、これが黒人差別であると毎年議論が沸く。その一方で、顔が黒いのは煙突のススで黒くなっただけで、黒人差別とは関係がないという人もいる。

写真がスペキュロス。
シナモンが利いた甘めのクッキーで、コーヒーによく合う。別に12月で無くても、一年中スーパーで買うことができる。
左のスペキュロスは(おそらく)ベルギーでは有名はタンタンというアニメキャラクターの作者とコラボしたもの、右のはスタンダード。
ベルギー人はシンタクラースをどう思っているのか?
職場の人に聞いてみると、やはりサンタとシンタは別物で、2回祝うことが多いのだそう。
家庭によってはシンタをサンタで代用しちゃう家もあるらしいが。
歴史的な違いも理解しているが、大きいのは見た目が違うじゃんってことで。

我が家にあったシンタ(左)とサンタ(右)。
確かにシンタの方が「十字の帽子」や「聖書」や「杖」を持っていて宗教観が強い。同じで無いことは納得できる。
子供達は12月5日の夜に靴下にシンタのお馬さんようのニンジンを詰めて、シンタが来てくれるのを待つのだそうだ。
ちなみにベルギーにはお年玉も存在するらしく(お年玉とは呼ばないが)、その額も各50ユーロとからしいので、結構な額になる。
12月、1月はベルギーの子供達にとってはテンションが上がっちゃう時期なのですね。
うちの街にもシンタクラースがやってきて、ショッピングモールで子供達にお菓子を配っていまいた。幼稚園にもやってきて、娘はお菓子をもらってご満悦の様子でした。
コメントを残す